調理のプロのコツ教えます
カニクリームコロッケの作り方

以前、お客さまからカニクリームコロッケの作り方についてお問い合わせがありました。

> この前、サンチョで食べたのが、美味しかったので、
> 明日、かにクリームコロッケを作ろうと思います。
> 以前、1回だけ作ったことがありますが、
> 失敗しました。
> 美味しく作るコツをお教えください。


これからの材料は、どの1つでもケチると美味しさは半減します。そのことを覚悟して挑戦してください。

材料の目安・コツ 約25個分

材料名分量ポイント
カニ身100g冷凍のボイルしたもの、または生を茹で上げたもの。缶詰では味がイマイチです。
玉葱200g新玉葱。北海道、中国、アメリカ産は、適していない。淡路産もしくは有機玉葱を使用のこと。この玉葱よって出来あがり数段違います。
小麦粉100g製菓用で無いもの。メリケン粉。
バター50g有塩バター
セロリ1/3本カニ身の臭みを和らげる為。
白ワイン30〜40g料理用、飲料用どちらでも良い。ホワイトソース作成時と、カニ身を炒める時に使用。
牛乳700〜800ccなるべく乳脂肪の多いもの。加工乳ですとあっさりとしあがる。ホワイトソースのできあがりが硬いとき、溶き卵にも使用する。
生クリーム30〜40g乳脂肪が高いもの。ホイップ用でないもの。
天然の塩少々赤穂の塩、伯方の塩。天然の塩を使うと、何とも言えないまろやかな塩味になります。間違っても食卓塩は使わないこと。
コショウ少々ホワイトペッパー。ブラックですと辛みが強くて駄目。
1個パン粉をつけるのに使う、溶き卵用です。
パン粉適量生パン粉、または普通のパン粉
適量サラダオイル、ラード。天ぷら油は合わない。

こだわりの調理方法

まずは、カニクリームコロッケの中身であるホワイトソースを作ります。
  1. 手鍋〔薄い手鍋だと焦げやすいので厚手ものが良い〕を火に掛けて、バター30gを鍋底に満遍なく溶かします。
  2. バターが溶けたら小麦100gを入れて、弱火で焦げないように気長に手ベラまたはしゃもじで10〜15分に炒める。炒める時間が短いと粉ぽい味となる。
  3. 別の鍋に牛乳300〜400ccを人肌程度に沸かして置く。
  4. 小麦粉をよく炒めた鍋を一度濡れ布巾の上で冷やします。
    この作業により牛乳と手鍋の小麦粉との温度ほぼ同じになり、スムーズに混じり合います。
    ポイント・・・温度差があると小麦粉がダマになりやすい。
  5. 鍋に暖めた牛乳は一度に入れず、3回ぐらいに別けて入れます。1回目は、中のホワイトソースを良くかき混ぜなから、牛乳を少しづづ加え、中のソースが固まってきたら手早くかき混ぜます。2回目・3回目も同じ作業を繰り返します。
    ポイント・・・固まってきた状態の時、手早くホワイトソースを混ぜないと滑らかな舌触りホワイトソースが出来ない。
  6. 生クリーム30〜40gを加えて混ぜ、最後に白ワインで風味と香り付けをする。これでホワイトソースが完成する。
  7. シノワ又は細かい目のざるですぐにこす。冷めてからだと上手くこせないから注意すること。
  8. 次に玉葱・セロリを微塵切りにし、バター20gで炒める。更に、カニ身を入れて良く炒めて、天然の塩、白コショウを加え、仕上げに白ワインで香りと風味を付ける。
    ポイント・・・玉葱が透き通る位までよく炒めること。
  9. 最後に上記の6と8を加えて出来あがる
    ポイント・・・出来あがりのコツとして、手ベラまたはしゃもじからホワイトソースがスルスルと落ちる位は、柔らか過ぎ。コロッケの型に丸め辛い。理想としてはゆっくりと落ちる程度なら良い。もし、柔らかいならもう一度火に掛け弱火で水分を飛ばすと良い。反対なら火に掛けながら少し牛乳を加えて見る。
  10. 9項のできあがりのものを、別の容器に移し、常温で冷やします。急ぎの方は、クーラーの下で冷やす。
  11. 大型のスプーンで一個ずつ丸め、メリケン粉をつけて、さらに俵型に丸める。
  12. 溶き卵に牛乳(卵1個に牛乳400cc)を入れたものに、11項を入れ、よく溶き卵を切って、パン粉を付ける。再度溶き卵に漬け、パン粉を付ける。
    ポイント・・・揚げる時に爆発しないコツ
    パン粉は1回付けだとおいしいが、良くパンクします。よって2回付けでするとうまく揚がります。
  13. 家庭では、油の量が少ないので1〜2個程度つづ揚げます。一度に多く揚げると温度が急に下がるのでパンクしやすい。大体の温度の目安は、パン粉を油の中に入れた時、底について軽く上がる程度。
    ポイント・・・揚げる時間の目安
    コロッケが油から浮いてきて、きつね色になればできあがり。
かなりの格闘になりますが、自分作った料理の味は各段に美味しい事でしょうね。少し辛口の白ワインを冷やして召し上がれば、人生最高日です。